1948-04-27 第2回国会 参議院 予算委員会 第18号
この金融機關再建の問題が起りましたときに、すでに最終處理を官僚しておる農業會、或いはそれまでにすでに中間處理を完了しておりまするところの金融機關等につきましては、何らかの措置で特別の例外を設けたいということも考えたのでございまするが、各般の事情によりまして、先般すでに決定を見たように、これをやはり一般原則と同じように、舊勘定に戻入れるということに相成つたのでございます。
この金融機關再建の問題が起りましたときに、すでに最終處理を官僚しておる農業會、或いはそれまでにすでに中間處理を完了しておりまするところの金融機關等につきましては、何らかの措置で特別の例外を設けたいということも考えたのでございまするが、各般の事情によりまして、先般すでに決定を見たように、これをやはり一般原則と同じように、舊勘定に戻入れるということに相成つたのでございます。
すでに今度の農業國體整備法によりまする農業協同組合は、協同組合法によつて設立後、この整備法にはつての最終處理を行なつておるのでありますが、問題は、新舊勘定が合併をしたものが、更に舊勘定に移るということのために生ずる積立金及び出資金が、最終處理後において損失になると、こういう結果になるのであります。
○國務大臣(北村徳太郎君) もう一言附加えることをお許しを願いたいと思いますが、これは實は農業會のみならず、金融機關全般に亙りまして、一應最終處理が濟みまして、それから大藏省に射して金融機關再建整備に關する認可を得て、農業會としては最終處理の承認を得て、そうして後に誠に突發的な困つた事件が起りまして、このことを解決いたしますために、私は實は關系方面に折衝すること數囘で、相當これは努力を傾倒したのでございますけれども
現行法では、金融機關が最終處理をなすにあたつて、舊勘定の損失がその益金より大である場合には、まず積立金の金額を取り崩してこれを補填することになつております。
それから新銀行の設立の問題につきましては、實は現在ございまする金融機關が、これまた集中排除の關係は別にいたしましても、全部再建整備がただいま中間處理から最終處理に及びつつある場合でございまして、實はその方に忙殺されておりまするようなわけで、新銀行の設立ということについては、ごく例外を除きまして、まだ當局側に、あまり自主的な地方側からの意見というものは承知いたしておりませんわけであります。
即ち指定時において株主として株主名簿に記載されたもの以外の株主に對しては、「前條第一項の期間内に決定最終處理方法書に定める當該株式の未拂込株金の拂込をなすべきものを催告し」とある通り、指定時後の新株主に對する拂込催告の規定であります。
そうして未拂込株金を徴收する金融機關については、第二十五條の五の一項によりまして、期間滿了後二週間以内に決定最終處理方法書に定めるところにより拂込期日をきめるわけでありますが、その未拂込株の拂込期日をもつて減資の效力が發生するということになるわけでございます。
それからただいま委員長の方の方法による賣却ということは、まことに今委員長がおつしやつてくださつた通りなんでございまして、證券取引所の再開その他も全然今のところ豫想がつきませんし、またここに書くとしても基準なり、方法について法律上に書くことはむずかしいので、最終處理方法その他で相談を受けるということでありますから、同時にまた當該機關におきましても、十分の御工夫をなさるであろうということを期待して、かようにしたわけであります
○愛知政府委員 その點につきましては、最終處理方法書というものが認可されるわけなのでありますが、その際に、いかようにしてこれを任意賣却するかということについては、行政的に相當の指導と申しますか、相談にあずかることができることになつておりますので、ただいまのところでは一應その點でいかにして適正な方法がとれるかということの相談にあずかると考えております。
金融機關の最終處理をなすにあたりまして株主に確定損を負擔させる場合において、もし資本に未拂込金があれば、これを徴收しなくてはならないことになつておるのであります。この場合未拂込資本金の徴收につきまして再建整備の趣旨に則りまして、かつ株主側の事情をも考慮いたしまして、商法の一般原則によることなく、特別の手續によることといたしたのであります。その骨子は大體次の三點にあります。
要するにきわめて簡單でありますけれども、一週間にわたる四十一箇所の調査の概要を申し上げたのでありますが、近日中に地方安定局、竝びに岩手縣警察部に移してまいりました問題の最終處理の報告があるわけでありますから、そのとき詳細な内容を御報告申し上げたい、かように思います。
○山添政府委員 これは主務大臣が金融機關再建整備法による最終處理を終らない團體、すなわち存續を認められております團體は、存續は認められておりますが、事業はしてはいけない。事實上は解散と同じ態にはいるのでありますが、その結末を早くつけるような手段をとるということについて、責任をもつて實行をするということを明確にいたしたのであります。
これと共に最終處理をいたすべきための評價基準、これを確定評價基準と申しておるのでありまするが、これを逐次決定して參りまして、その決定によりまして、確定評價ということをいたすのであります。その確定評價に基きまして、金融機關の最終的なる處理をいたすわけであります。
なお、これに伴い、右の新勘定増資をした金融機關が、市街地信用組合、農業會等、組合組織の金融機關である場合におきまして、その會員または組合員が、最終處理によつて、指定時における資本の全額に相當する金額の確定損失を負擔することとなり、舊勘定に屬する出資金がなくなる結果、會員又は組合員である資格を喪失した場合でも、當該金融機關の新勘定及び舊勘定の區分の消滅後六箇月を限り、從來通り資金の貸付、施設の利用、その
しかして本件は大体におきまして中間處理というものと、それから最終處理の二段階にわけることができるのであります。その中間處理というのはどういうことかというと、金融機關の暫定評價基準というものをつくりまして、その暫定評價基準に基きまして金融機關の舊勘定を整理した結果、金融機關の舊勘定の預金、すなわち第二封鎖預金をいくばく支拂い得るという見透しがつくわけであります。